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今この目の前にいる子どもたち。
私たち大人を信頼し、すべてを委ねそっと寄り添ってくる子どもたち。
一体どこから来たのでしょう。そして長い人生を前に一体どうしてあげれば、自分の足で大地にしっかりと立つことができるのでしょうか。
今を全力で生きている子どもたち。
子ども自身の手足が動き、感覚が開放されるような生き生きした生活の中から様々な想いを受け取り、子どもは大きく成長していきます。
子どもの主体的な遊びを通して、子どもたちは楽しさや仲間と共に創りだす喜び達成感、また自分の身の回りのことがどんどんできるようになっていく自信・・・
子どもたちが遊びとそして自然の世界両方から学びながら、その子の最適なペースで発達していくような、健全な基盤をつくります。
そしてその全てにおいて大人のあり方、生き方が大きく影響していきます。
“愛と温もりそして本物の環境”を念頭におきながら子どもたちを安心、安全な愛につつまれた環境の中で育てていくことを心から願います。
人生の根っこが育つ幼児期だからこそ、“愛が実って子どもが育つ”という教育への願いを私たち教職員は高い意識をもって環境を美しく整え、
四季の日本の文化伝統にふさわしく織り込んだ園生活を丁寧に紡いでいく努力をしてまいります。
子どもの可能性を信じて…
私たちが目指す人間形成の上での大きな目的は、年齢や発達段階に応じて適した教育を施すことにより、身体と心の調和化と成熟した自我を形成し、 社会の中で自己実現させることのできることであり、それは精神的に「自由な人間」を育成することでもあります。幼児期は“意志”の形成を当園の教育指針に掲げ、 健全なる“肉体”の形成のもとに教育実践しています。
その教育効果は、下記の通りです。
- 自由あそびや縦割り教育、グループ保育などの形態により、子どもの意志や想像力(ファンタジー)、創意が育ちます。
- 全身が感覚器官である幼児にとって、様々な芸術体験や音楽体験あるいは自然環境(遊具・素材)は、感覚やファンタジーを発達させ、 世界に対して生きることへの衝動をもつことができます。さらに、次の発達期(7歳~14歳)に感情を豊かに発達させ、自分と周囲の社会や自然との関係を実感するようになります。
- 生活のリズムや体験の繰り返しは、子どものこころやからだを安定させ、生きる力が育ちます。(無意識の中に意志の力を非常に強く育てます) そして、それらを通して世の中への関心・知性・集中力あるいは創造的な能力も発達していきます。
私たちは、30年近くシュタイナー教育を実践してきましたが、実はシュタイナー教育の形を行えばいいというものではないのです。シュタイナー教育は、 幼児教育を実践する上で、理論と実践を結びつける一つのツールとして活用しているのです。
この時期、頭脳教育に偏重することなく、子どもにとって真に正しい物を提供し続けていく弛まざる実践の積み重ねが重要なのです。
また心から感動を覚える瞬間をどれだけ体感したかが人の成長を大きくします。私たちは芸術活動を通して、感受性豊かで懐の深いこころを育ててまいりました。
私たちは、20数年に及び研究と努力の蓄積により、ルドルフ・シュタイナーの理論を私たち独自の教育法として確立してきました。日本の風土、文化、国民性、地域性を考慮し、 今の時代にあった教育法を創出してきたのです。