わかくさ幼稚園のこだわり

園の特色

わかくさ幼稚園の特色

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人生の礎が育つ幼児期の大人のありかた

子どもはよい環境の下で良き大人(教師)のあり方を模倣することで、喜びをもって育ち成長していきます。一人ひとり伸びようとする方向を観察し、 共感を持ってその援助をすることが教師の役目と考えます。共感の中で育った子どもは、人を受け入れながら自らの力強く育ち“生きる力”に溢れて輝きだします。

感覚を育む自然素材

遊具・教材に自然のものを使用することは、繊細な感覚を育てる幼児期にとって欠かすことのできないことです。本物へのこだわりを持つわけは、本物に接して本物を体験することこそが、 子どもの将来に役立つ原体験になることにほかないからです。

自然からの贈り物は、木の実、木の枝、石、貝などなど。自然の中には、子どもたちが目を輝かせるものがいっぱいです。 それぞれのものの本質と感覚を通して出会うことによって子どもの中の本質も育っていきます。生態系を守る暮らしや自然環境の保全に努めるのは、 それが教育の実践に反映され、ひいては未来を託す子どもたちへの贈り物だと考えるからです。

社会性を育てるたてわり教育

異年齢時混合保育“たてわり教育”を実践する中で、一人ひとりの発達が自然に促され、年長児への憧れが遊びの発展を生み、他者への思いやりや活動の広がりをもたらせます。 幼児の持つ模倣の力で、年長児にお世話をしてもらった喜びを自分もまた年少児にしてあげたいという自然な思いが芽生え、相手を慈しむという良い人間関係を創り出していきます。

昔は、親戚や近所の親しい家の子どもやお年寄りとの交流が日常的にありました。

しかし、核家族化がすすんでいる現代は人と人とのかかわりが希薄になってきています。そんな時代だから異年齢の混合クラスが重要になっているのです。 子ども達の中ではやらされるのではなく自発的に“自分がしてもらったようにやってあげよう”と努力する姿がみられます。年長児は年少児を助けることが喜びであり誇りになります。 年少児は年長児がすることに関心を持ち、“模倣”していきます。したがって、日常生活の中でお互いを思いやり、助け合って成長していくのです。たてのつながりにおいて人間関係を学ぶことは大切です。

たてわり教育は、自立心、社会性、思いやりのこころを育てています。

子どものこころとからだを育む連鎖教育

連鎖教育は、農育、食育、環境教育の3つの柱がつながり循環していくことです。自然環境の中で人間もその一部であることを毎日の活動の中で感じていきます。

一粒の種から実がなり、それを食物としていただくという一連の流れを子どもたちと共に体験していきます。園には子ども有機農園があり、年間を通じ無農薬有機栽培で野菜や果物、小麦などを作っています。

子どもたちと共に種をまき、苗を育て、堆肥入れなどの農作業を行います。一生懸命育て、収穫し、それを大切に頂くという一連の行為の中で、季節のめぐりを感じ“待つ”ことも覚えていきます。

自らが育てたものを食することは食材の本来の味を知り、違いがわかる感覚も育てます。また、堆肥作りを行うことにより、子どもたちはゴミの問題や、作物が育つ自然環境の中で、 すべてのものがどうかかわりあって生きているのかを理屈でなく、実感できる教育をめざしています。

子どもの感性とこころを育む芸術教育

幼児に人間のすばらしさを感じさせることは大切な教育であり、原体験を与えることが重要です。生の声や三原色、人の体のダイナミックな動きを、日々の芸術活動を通じて伝えていきます。


「水彩画」「クレヨン画」

幼児のこころの表現であるお絵かきの時間は重要であり、本物を使った芸術性の高い活動であることが望まれます。にじみ絵“水彩画”は、自由な色彩体験であるとともに治癒的な効果を与えます。 また四角いブロッククレヨンは、無公害の蜜蝋からできており割れにくくべとつきません。ブロックの面に色彩の混じり具合やグラデーションを感じ取ることにより、人の心と心の融合や混じりあいをも感じとる感受性を育みます。 使用するのは共に三原色で、そこから生まれる無限の色は子どもたちの創造力を発達させます。


「蜜ろう粘土」

蜜ろうでできている蜜ろう粘土は、天然素材で口に入れても無害です。手のひらの中で硬い粘土を自分の体温でやわらかくするまでの根気。 やわらかさから与える優しさと安堵感。これらの透明感のある素材を使って、造形する喜びを感じることができます。


「音感教育」

赤ちゃんをだくお母さんの口から自然にあふれ出る唄は、子守唄やわらべ唄です。これらの唄は、ほとんど5度音階(レミソラシ)と呼ばれる音で構成されています。 5度音階は、人の奏でる自然の音とされ、子どものこころとからだを育むのに適した音階です。ライヤーやペンタトニックグロッケンなどを保育の中で使用しています。


「メルヘンは子どもの心のミルク」

毎日愛情深く先生によって繰り返し語られるメルヘン“昔話やグリム童話”は、子どもたちにとってこころの栄養となり、人が生きていくための大切な道筋や夢に溢れているものです。 長く語り継がれてきたお話の中には、真理が含まれているため、こころも楽しくなります。集中して耳を傾ける子どもたちの姿は輝いています。 また毎日お話を聞くことによって、将来における“人の話を聞く”態度も養われていきます。

ライゲン(輪舞)

幼稚園の一日には、ライゲン(輪舞・リズム遊戯)が取り入れられます。体を使った表現の芸術。もちろんそこには5度音階による先生方の優しい歌声や、楽器たちが奏でる生の音が子どもたちを優しく包みます。

おひるごはん

幼稚園のおひるごはんは和食中心です。幼い子どもたちのからだの健康を願い、子どものからだにとって良い素材にこだわり、 環境ホルモンや遺伝子組み換え作物、添加物を排除し、さらに放射能汚染のことも考えた(デトックス効果)、できる限り安全な食事を提供しています。

季節感あふれる園生活の中で、教師は家庭のお母さんのような役割ももっています。 社会生活の第一歩となる幼稚園生活の中で、子どもの成長を様々な角度から応援していきます。

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